【イベントレポ no.1】2015.12.22 日弁連PLシンポジウム@東京
こんにちは。
消費者安全問題研究会の土庫です。
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ブログ再開の際に、参加した会合へのコメントをできるだけ書こう、
と思いましたので、
第一弾として、昨年暮れの日弁連PLシンポジウムについて
印象に残ったことをコメントします。
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PL法立法時に活躍された弁護士の先生方の貴重なお話は、
いつものとおり素晴らしかったです。
浅岡美恵先生、中村雅人先生。
今回はとくに、
立法時の貴重な経験を次世代へ語り継いでいく必要を
力説される姿が心に残りました。
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若さとこれからの未来を感じて印象的だったのは、
大阪弁護士会でPL訴訟に尽力されている菅聡一郎弁護士の報告です。
立て板に水のお話のあとで、配布資料を見ましたら、
こんな言葉が並んでいました。
「欠陥判断における予見可能性の考慮-欠陥責任のもとでは不可」
「欠陥の判断方法、その前提となるPL法の本質への理解は?」
「PL訴訟はなぜ上手くいかないのか ~法制度の問題だけではない部分の分析も」
「PL被害救済の充実のために・・何のためのPL法なのか(改めて)」
シンポジウムのサブタイトル「製造物責任法施行20年の歩みと課題」にふさわしく、
施行後20年を経て、PL法を取り巻く新しい環境のなかで、
この法律の本質をみつめ、これからを展望する意気込みにあふれていました。
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そして、忘れてはならない加藤新太郎先生のお話。
判事として中立の立場でありながら、確実にPL法の立法を牽引された方。
法曹を教えてこられたお立場から、なんと融通がきかず(素晴らしい意味)、
そしてなんと率直な正直な先生だろうと感じました。
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パネル・デイスカッションは、日髙清司先生、山本雄大先生が司会。
お話は山盛り、盛り沢山。
記録がほしい。
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PL法は、立法後、研究も出版もきわめて低調といわれます。
わたしの本も、「どうしてわざわざ書くの?」と不思議がられました。
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いま、立法時の議論を振り返りながら、PL法の今後を考える方々があります。
PL法の今後と、事故調査の今後とは、それぞれの道を歩きながら、
兄弟姉妹のように、歩いていくのかもしれないと、思う今日このごろです。
PS. 過去の記事をみていたら、ときどき花の画像を載せていました。
路地の花ばかり。
2月近い冬の花、またなにか撮りたくなりました♪