PLオンブズ会議、インタビュー記事、消費者法ブックカフェ
梅雨のなか、大きな台風がやってきました。
こんにちは。みなさまお元気でいらっしゃいますか?
消費者安全問題研究会(略称:消安研)の事務局です。
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平成26年7月1日、製造物責任法は公布から20年を迎えました。
東京四谷では、恒例のPLオンブズ会議報告会が開かれました。
20年をふりかえり、最近の化粧品による大規模な消費者被害を扱うPL訴訟について、報告が行われました。
お隣の韓国から参加された方々もありました。
製造物責任法は、立法まで20年、いえ、30年という長い年月がかかった法律です。
この法律の立法史は、日本の戦後史の一部ともいえます。
多くの方の努力と活躍があり、数知れないドラマが展開されました。
会場には立法までのいろいろな場面で活躍された方々が、意気軒昂な姿を見せて参加していらっしゃいました。
まだまだ不勉強ですけれど、この歴史を学んで、語り継いでいける一人になりたいと思います。
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おなじ7月1日、ニッポン消費者新聞の好評連載「ロングランシリーズ消費者問題はいま-提言2014」は、「逐条講義 製造物責任法」を取り上げてくださいました。
編集長丸田氏の手になるインタビュー記事です。
消安研事務局土庫は、この本を執筆した動機、PL裁判例を分析するとどのようなことに役立つか、裁判例分析の手法に「多視点的」視点を用いていることなどを話しております。
(「多視点的」とは、聞きなれないことばと思います。これは、法哲学を研究していた時期に考えていた土庫の造語です。自分の視点を移動させて、いろいろな角度から対象を見る、という意味です。たとえば、回るオルゴール人形をいろいろな角度から見ることを、イメージしています。)
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インタビューでは、さらに、消安研が目下企画中の「消費者法ブックカフェ」についてもお話しし、記事にしていただいています。
「消費者法ブックカフェ」は、新しい試みです。
1990年代にパリで始まった哲学カフェや、最近の日本で行われているいろいろな哲学カフェ、食品安全委員会が開くサイエンスカフェなどに影響を受けたり、触発されたりしています。
「消費者法ブックカフェ」がどのような形になるのか、まだまだ進行形です。
消費者に役立つよい会が実現するように、みなさまと話しあいながら、準備を進めてまいりたいと思っております。
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それから、目下、もうひとつ大切なことがあります。
秋の消費者法学会での報告準備をがんばらなくてはいけません・・!
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今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。