春先の会話
こんにちは。
消費者安全問題研究会の土庫です。
春先の風邪をひいてしまい、
数日、おとなしくしております。
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先日、事故調査の仕組みを作るために活動してこられた方と
お話しする機会がありました。
以前からの知り合いですが、いつもほとんど立ち話。
ゆっくりお話しできたのは、たぶん初めてでした。
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おそらくあまり理解されていませんけれど、
事故調査というものと裁判とは、
目的や検討の仕方がずいぶんちがっていると思います。
そのちがいを説明しようとすると、
簡単そうで、実はとてもむずかしいのです。
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裁判や事故調査について、
それぞれの専門家としてお詳しい方々のなかには、
さまざまな考えがあり、
ご意見はそう簡単にはまとまらないようです。
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これまでにはあまり検討していない事柄も
どこかに眠っているようです。
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ポツポツ歩くつもりが、いつのまにか迷路に入ってしまう
と感じることもあります。
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このごろは、被害者の視点を定点のひとつに考えていきたい
と思うようになりました。
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事故被害者の方にお会いしますと、
裁判も事故調査も必要と考えていらっしゃることを感じます。
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研究室で勉強ばかりしていたころ。
現代倫理学には、reciprocity(相互性)という言葉があると読んだことがあり、
印象に残っています。
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reciprocityという言葉は、相手の立場と自分の立場を、
置き換えて考えてみることを指していました。
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現代社会で起きる事故は、いつ、だれが被害を受けても
不思議はないような場合がたくさんあるのだと思います。
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裁判と事故調査というむずかしいテーマについても
被害者の視点を生かし、
ひとつの事故に関する裁判と事故調査の全体が
いつもみわたせるように
工夫していければ、と思います。
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春の風邪、皆さまもどうぞ気をつけてくださいね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。