チェコの人-カレル・チャペク「事故と技術」
朝から春の雨。あすも雨予報☔
みなさまこんばんは。
消費者安全問題研究会の土庫です。
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ある会合で出会った方と、
人生の不思議を感じました。
あれこれを思い出し、実感するようでした。
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久しぶりにチェコの人の文章を読みたくなり、
カレル・チャペクのエッセイ集を開いてみたら
「事故と技術」というタイトルのエッセイがありました。
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はじめて読んだ一節は、こちらです↓
「すでに銀行の金庫の安全のために実施されてきたほどに、地下で働く人たちや
列車に乗っている人たちの安全について洗練された発明と工夫がなされていたか
知りたいものだ。銀行の金庫は安全のすばらしい見本である。それは完全この上ない
信号装置、眼に見えぬ光線、その他神のみぞ知るような仕掛けによって管理されている。
(・・中略・・)
問題は、人間の生命の確保についてそんなに巧妙で多面的に注意が払われているか、
ということだ。」
(カレル・チャペック飯島周編訳「いろいろな人たち-チャペック・エッセイ集」より)
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チャペクの軽快でピリッとしたエッセイが大好きで
チャペク兄弟の一筆書きの挿絵が大好きなわたしですが、
思わず立ちどまり、ふっとため息。
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安全のための技術、安全のための策略が、
隠れた魔法のように、
専門家をドキドキワクワクさせるものであってほしい、と願います。
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なぜって、
安全が専門家の顔色を失わせるものでしたら、
あまりに寂しいですね?
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そんなことを思いつつ、春の宵。
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今後ともどうぞよろしくお願いいたします。