機械式立体駐車場の安全性
こんにちは。緑が美しい季節になりました。
消費者安全問題研究会の事務局です。
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最近、機械式立体駐車場に安全装置の設置を義務化する、というニュースがありました(5月23日共同通信など)。
国土交通省は、7月に省令を改正し、公共用に新設される機械式立体駐車場に、緊急停止ボタンや柵、人感センサーといった安全機能を義務づけることとしたそうです。来年1月から施行するとのこと。
安全機能の義務化は、駐車場法で規定のあるホテルなど、不特定多数が利用する駐車面積500平方メートル以上を対象とし、マンション併設型は含まれないけれども、検討中とのことです。
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機械式立体駐車装置による事故は、建築物の一部をなす機械装置による事故と同時に、乗り物による事故という性格をあわせもっています。
このような製造物について、製造物責任法のもとでは、機械装置の安全性と人や物を移動させる乗り物としての安全性の双方が求められます。
事故防止の観点からみますと、機械式立体駐車場(装置)に求められる安全性は、エレベーターやエスカレーターの安全性と共通するのです。
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↓参考まで、「逐条講義製造物責任法-基本的考え方と裁判例」から抜粋してみます。
エレベーターやエスカレーターといった、機械装置であり乗り物である製造物の安全性を、図で説明する部分です。
図のまんなかの部分が、伝わるでしょうか・・・?
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先日、海辺の建物の屋上でみかけた、ハマナスの花。
ゆったりと咲く花ですね。
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今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。