第1回のご報告 & [ご案内] 第2回 消費者安全研究会を開催いたします。
こんにちは。消費者安全問題研究会の事務局です。
<第1回の会合を開催しました>
5月13日(日)に、第1回の消費者安全研究会を開催しました。
テーマは、「消費者安全問題の複合性について」
当日の話を紹介します。
昭和30年代以降の高度経済成長期に発生した、食品や医薬品の大規模消費者被害から、製造物責任法の立法後現在までに裁判となった事例など、これまでの典型的なケースをみわたしてみました。
わが国の消費者安全問題は、
①製品の複雑化・高度化、
②サプライチェーンの複雑化・高度化・国際化、
③製品を使用するサービス産業の継続的な発展、
のなかで複雑化・複合化を増しています。なかでも、③による消費者安全問題の複合化は、製品を利用してサービスを提供する場面でサービス提供を受ける消費者に被害が生じることを防止するためのポイントを教えてくれるものです。
参加者とのディスカッションでは、
1)食品由来成分を含有する化粧せっけんを継続的に使用して発生した、小麦アレルギー被害や、
2)複雑な組織と患者安全管理システムを持つ医療機関でおきた医療機器の組み合わせに起因して起きた事故など、
具体的なケースについて、みなさまと話し合いました。
<第2回 消費者安全研究会のご案内>
◆日時: 平成24年6月17日(日)14:00~
◆場所: 横浜山手234番館 2階会議室
◆テーマ:消費者安全法と製造物責任法
(平成6年に製品の欠陥の事故による消費者被害を迅速・適切に救済することを主眼として立法された製造物責任法と、平成21年に立法され、同年9月に消費者庁・消費者委員会の発足と同時に施行された消費者安全法。消費者安全法制の両輪となるふたつの法律の類似点や、それぞれの特徴について、わかりやすく話し、参加者のみなさまと 話し合いたいと思います。)
◆定員: 8名(要申込)